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新美南吉童話賞


憧れ・・・ああいう人になりたい。
こういう職業についてみたい。
こんなものを作ってみたい。

一般には若い頃に出会うことが多いと思うのです。
例えば、病院で入院して看護婦さんの仕事を見て看護婦になりたい、
コンサートに行ってあんな歌手になりたい・・・

私はそれがずっとありませんでした。

幼稚園の頃、大人に将来、何になりたいの?と聞かれたら
真っ先に「お嫁さんになりたい」と答えていました。
というより、きっとそう答えるようにしむけられていたのでしょう。

そして小さな子供がそんな事を言えば、周囲の大人たちがにっこり満足していたものでした。

やがて学生時代に猛勉強して医療の職業につきます。
それもやはり母が私にあなたのためよと言い続けていたものの、
母の憧れの職業でしかありませんでした。

中学1.2年の頃。
夏休みの課題で詩や短歌、短編小説を書いて提出したら、先生に驚かれました。
中学3年の転校先でも授業での文芸のクラブに入り創作しました。

学生時代に作った詩を今読み返してみると、哀れになってしまいます。
まだこれからという若さなのに、寂しいとか孤独とかいう言葉がたくさん出てきているのです。
人生とか、時の流れとか・・・若い哲学者でもないのに。

その理由も今ではたくさんの本を読んで理解しています。

なんでそんなに自分に自信がなく、寂しく、孤独だったの?
あなたはまだそんなにも若く、楽しい時間もあり、あなたの人生はこれからなのよ!
とあの頃の自分に出会ったら言ってやりたいです。

話は戻りまして、やっと出会えました。
感動し、私もこういう物を作ってみたい・・・というものにです。

それが新美南吉さんの童話です。

私の詩は金子みすずさんの詩に似ていると何度か言われたことがあります。
感覚が似ているらしいです。

書いたらなんとなく似ている?・・・かもしれないだけで、自分の方から意識的に・・・ではないのです。

ですが、新美南吉さんの童話に大人になって再会して、
こんな風な童話を「書けるようになりたい」と、はっきりと感じたのです。

童話のコンクールに応募しようと思って最初に出会ったのが新美南吉童話賞です。
コンクールに応募するにあたり、何気なく図書館で本を借りて読んでみました。

たまたま1巻が貸出中で、新美南吉童話選集 2巻を借りて読みました。
「手ぶくろを買いに」「空気ポンプ」「きつね」「正坊とクロ」「小さい太郎の悲しみ」「牛をつないだ椿の木」
のお話を読みました。

読み進めているうちに、暖かい気持ちになったり、ユーモアにクスクス笑ってしまったり、読んでいる途中でぽろぽろ泣けてきて、続きを声をだして読めなくなってしまったり・・・

すごかった。本当にすごかったです。
心から感動してしまいました。なんて、すごい童話を書くのだろう・・・と。

こういうお話を書いてみたいと、恐れおおくも思ってしまいました。

それで、コンクールに出そうと思って書きあげたものを読みかえしてみました。
もう文体から内容からして恥ずかしくなってしまいました。

何度か書きなおした物を、友人に(最近、知り合ったばかりなのですが、勝手にそう呼ばせてもらっています)
読んでもらいました。

私より文章力が素晴らしく、語彙が広く、童話ではなく長編の文学的なものを書かれてられる方です。
彼女のをぜひ読ませてもらいたいと思っています。
メールをやりとりさせてもらい、読ませてもらっているだけで、私も影響されているような気さえします。

今も話があちこちに飛んで、いったい、何をメインに言いたいのかわからないように、
童話でも最初のでだしが長く、肝心の言いたいことがぼけてしまっているとのことでした。

その他、たくさんの細かい点をアドバイスしていただきました。

1人で書いていると途中で挫折してしまいやすいですが、見てくれる、磨いてくれる友人・仲間がいる・・・
刺激しあう仲間がいる・・・ありがたいと思います。
私も彼女を応援していきたいと思います。

また話が飛びますが・・・
前回のコンクールの最優秀賞をとられた方がたしか、小学校の校長先生で、童話を書き始めて日が浅く、
入賞を目指していたら最優秀賞をいただいてびっくりされたと書かれていました。

若い作家を発掘するコンクールが多いと思うのですが、こちらは年齢や経験には関係ないのかもしれません。
新美南吉さんを愛し、新美南吉さんのような童話を創作できたら・・・

昨日、新美南吉記念館を拝見させてもらいました。
知りたいと思うこと・・・が愛することの第一歩なのかもしれません。
新美南吉さんが多くの人に愛されているように、私もその一人としてもっと知りたいと思いました。

コンクールも毎年、応募してみようと思います。
そうして書いているうちにお話作りや文章が磨かれていきます。
新美南吉さんも最初の頃に書かれた「新美南吉童話選集1」より後で書いた「新美南吉童話選集2」の方が明らかに素晴らしいように思います。
他のコンクールにもだしてみたいです。
そうしているうちに、作品の数も増えていきますし。






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Last Modified : -0001-11-30

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